受付の右手、5室が並ぶ露天付きの浴舎は施設内では最も新しいとおもわれる。3年前にも利用した浴舎だが、部屋は異なる。
ゆとりある空間の脱衣所にはエアコンが備わる。夏場にはなくてはならない。広いガラス戸を開けると内湯、そして露天へと続く。
内湯に満たされた湯は熱め。そのままでは身を沈めることができなかった。用意されている蛇口から加水した。汎用の水道蛇口から出てきたのは単なる水ではなかった。温泉のようだ。泉質の良さをスポイルしないためには有難い。
湯口の湯を口に含むと、甘みを帯びたまろやかな味が味覚を刺激する。鼻腔を刺激するような臭いはなく、控えめなヌルスベ感に全身が包まれる。流石、平山温泉とうならせる泉質に時間を忘れそうになる。
露天のスペースには屋根が設けられている。首高の壁があり、平山温泉郷の風景は限定的だ。山の緑が見えるのみ。
外出自粛が世の基調だが、外気を友に一人楽しむ貸切露天は温泉好きにはたまらない贅沢だ。
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平山温泉 家族温泉ひらおぎ
山鹿市平山5579
0968（44）1821
アルカリ性単純弱放射能・硫黄温泉 43.5℃
単純硫黄温泉 51.1℃
C室（内湯） 1000円/50分 シャンプー類なし
特別室（内湯） 1500円/50分 シャンプー類あり
露天（内湯・露天） 1500円/60分（土日祝）シャンプー類あり ドライヤーあり
露天（内湯・露天） 1300円/60分（平日）シャンプー類あり ドライヤーあり
8：00～22：00
2020/3/23