700年の歴史があるという温泉で、男女別の大浴場と隣接し家族湯が併設されている。営業は午後1時からだ。受付の傍らにある自販機でチケットを購入する。受付に出すと家族湯の名前を書いた木札を渡される。
利用時間は60分で延長も可能だ。料金は800円。破格と言えるだろう。脱衣所は3畳間ほどの空間でエアコンが備わる。シンプルな造りだが掃除が行き届いている。
扉を開けると浴室だ。こちらも3畳間ほどの空間が保たれる。水色のタイルが貼られた浴槽には透明の湯が満たされている。温泉と水が出る汎用蛇口が備わり、温泉と水を自由に加えることができる。
実は、浴槽には常に温泉が供給されている。浴槽に引き込まれたエンジ色の塩ビパイプから温泉が出ているのだ。汎用蛇口から温泉を出さなくても浴槽に切られた溝から温泉は溢れていく。
無色の湯を手にすくい鼻を近づけると僅かに硫黄臭を感じる。体を沈めると明らかにヌルスベ感を覚える。肌を刺激せずやわらかく肌を包む極上の湯だ。
シャンプー類の備えはない。アメニティは自分で用意する。
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熊入温泉センター（家族湯）
山鹿市熊入町72
0968（44）5860
泉質・泉温不明（掲示見当たらず）
石鹸類なし ドライヤーなし
エアコン（有料：100円/60分）
内湯
800円/60分（追加料金200円/10分）
13：00～22：00
休：第1・3水曜日
駐車場：あり
2020/1/22