家族湯は、内湯のみ、露天風呂付き、打たせ湯や休憩室が備わる離れの3種類が用意されている。今回は内湯のみを備えたベーシックタイプを利用した。
自販機でチケットを購入し受付の方に渡すと、時間を書いたメモを渡される。受付から中へ進むと庭が目を引く。浴舎はこの庭を囲むように配置されていた。
脱衣所は無垢の板が腰の高さまで貼られ、壁に沿って手すりが取り付けられている。エアコンは有料で、45分100円の表示があった。
ドアを開けると湯気が満ちた浴室だ。4畳間ほどの空間だ。湯口からは音もなく湯が注がれている。浴槽を溢れた湯は2㎝ほど切り下げられた浴槽手前の淵から洗い場側へ流れ去っていく。浴槽を満たす湯は極々薄っすら潮濁だ。
湯口の湯を口に含んでみると、塩味と酸味、金気味を覚える。このエリアに共通する湯の印象だ。弱いヌルスベ感が肌に届くが、湯あがり後は時間の経過とともに肌はカサつく。
洗い場の蛇口から湯を出してみる。明らかに温泉だ。浴槽だけではなく洗い場へも温泉が導かれている。湯量は豊かなのだろう。
浴槽や洗い場の床は至る所茶褐色に染まっている。温泉に含まれる成分の悪戯だろう。
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家族湯 七城の森
菊池市七城町亀尾1491-1
0968（23）5888
ナトリウム-炭酸水素塩泉
源泉温度不明
シャンプー類なし ドライヤーあり
内湯 1200円/50分 延長250円/10分
露天付き 1400円/50分 延長250円/10分
離れの間 1900円/50分 延長350円/10分
平日は割引あり
10：00～翌3：00（受付2：00まで）
駐車場：あり
2019/2/3