ここへ行く道順は二つある。国道387号から折れ旧万成小学校手前を左折、水田や畑、山林の間を抜けながら上がっていくルートとファームロードから下ってくるルートだ。いつものようにファームロードから向かった。
浴舎の周辺にある田んぼでは実った稲が刈り取りの時を待っているようだった。浴舎に入ると平日の午後ながら先客がいた。
熊本地震後の泉質の変化が気になっていたが、地震前の泉質に戻っているように感じた。供給される湯の温度、味、臭い、どれも過去の記憶と一致するように思えた。
浴槽を二つに分ける仕切りの淵の部分(平石)が外れている。2016年7月(熊本地震後)の写真に異常はない。劣化なのか、地震の影響なのか。
しばらくして地元の方が来られた。寺尾野温泉は集落の5軒で管理しているとのこと。浴舎を造る時には旧万成小学校辺りの人々までが寄附をしたそうだ。夕方になると地元の方々が温泉に来るらしい。
入浴料は100円。浴舎の維持管理は大変とのこと。老朽化への対応、自然災害への対応など。維持管理する地元の方々にあらためて敬意と感謝の思いを抱いた。
2016年7月の記録はこちら
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寺尾野温泉 薬師湯
阿蘇郡小国町大字上田字寺尾野
硫化水素泉
泉温不明
シャンプー類なし ドライヤーなし
内湯
100円
入浴時間不明(地元の方に迷惑とならない昼間がよさそう)
2018/9/28