内牧温泉街から西へ徒歩で約10分、車なら数分で菅原神社が見えてくる。目的の温泉はその先、赤茶色の瓦屋根が目印だ。
駐車場の左手に宿の入口、正面に温泉の入口がある。広いエントランスの中央には受付がある。自販機でチケットを購入し受付の方に渡す。貴重品は受付の前のボックス(無料)に入れるよう助言がある。従う。
男湯は右手だ。脱衣所には籠が並ぶ。中央には畳1枚を敷いたバンコがある。
浴室は広く高い。解放感に満ちている。左手奥に主浴槽、右手壁に沿い洗い場、右手奥に水風呂が配置される。露天風呂は二つ。主浴槽と水風呂の間の扉を開けると屋根と壁のある半露天風呂(その1)が待つ。右手に回ると屋根はあるものの壁はなく、外輪山が見晴るかせる開放的な露天風呂(その2)が用意されている。脱衣所から直接行くこともできる。
主浴槽に勢いよく注がれる湯は無色透明、記憶に残るような臭いは感じられない。口に含むが印象付ける味はない。至って素直な湯だ。主浴槽から溢れた湯は洗い場へ流れ去る。一部は露天風呂(その1)へ送られる。間違ってもこちらの露天風呂の湯口の湯を口に含んではいけない。
岩で組み上げられた開放的な露天風呂(その2)には天井から導かれた湯が注がれている。改めて澄み切った透明感の湯を確認できる。風景に目を向ければ阿蘇外輪山の雄大さを自らの目で体現できる。阿蘇内牧温泉に来たことを実感する。
玄関先に内牧温泉の外湯を紹介する掲示板がある。阿蘇乃湯は外湯として紹介されている。営業時間を知らせる張り紙には阿蘇温泉センターの文字が用いられる。営業の柱は日帰り温泉なのかもしれない。
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内牧温泉 阿蘇温泉センター阿蘇乃湯
阿蘇市小里6
0967(32)1521 HP
単純温泉
泉温不明(スタッフルーム掲示のため確認不可)
シャンプー類あり ドライヤーあり
内湯 露天
500円
家族湯1室 1200円/50分
10:00~23:00(11月~/12:00~23:00)
休:第1火曜日
2017/10/9