南阿蘇鉄道の駅舎内に設置された温泉である。城をイメージした駅舎は長閑な田園風景の広がりの中でひときわ目立つ。
駅舎に入り、自販機でチケットを購入。受付の方に渡し右手に進む。手前の青い暖簾をくぐると脱衣所だ。木製の棚にプラ籠が置かれている。貴重品は脱衣所前にある100円コインロッカーが使える。
浴室は腰高まで黒っぽい平石が積まれている。右手に浴槽、左手に洗い場が配置されている。浴槽は手前が湾曲している。浴槽内は電気風呂が設けられている。
湯口はところどころ黄褐色に染まり、注がれる湯は無色透明、金属味を覚える。壁際に身を沈めると、湯面下2箇所から湯が注がれていることが分かる。淵を溢れる湯もあるが、表示によれば循環式と記されている。肌感触は至って素直だ。
駅舎の南には線路が伸び、阿蘇外輪山の山並みを臨める。湯上り、阿蘇を渡る風が心地よかった。
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阿蘇下田城ふれあい温泉
阿蘇郡南阿蘇村河陽392-7
0967(67)1919
単純温泉
27.0℃
シャンプー類あり ドライヤーあり
内湯
300円
休:月末、1月1日
10:00~21:00
2014/11/22