正午前、受付の靴箱には2足の履物があるのみです。受付の向かいには畳が敷かれた小部屋があり、休憩室として利用できるようです。
男湯は右手、扉を開けると板壁の脱衣所です。右手にシンプルな棚とバック式100円ロッカーが並びます。洗面台にはドライヤーが備えられています。「入口」と書かれたスリガラス戸を開けると浴室が現われます。
右手に4箇所、正面に2箇所洗い場が並びます。混合水栓のレバーを青側へまわすと水が出てきます。この水からは硫黄臭を感じ取れます。肌に優しい印象です。この場所にあった植木温泉センターも洗い場に硫黄臭がする水が引き込まれていました。
浴槽は左手に並び、主浴槽は適温、奥の副浴槽は熱めです。それぞれに湯口があります。熱めの湯は溢れると主浴槽に流れ込み、やがて洗い場の床に流れ去っていきます。湯は透明、柔らかい肌感触とともに微硫黄臭が心地よく鼻腔を刺激します。
残念だった植木温泉センターの解体、生まれ変わったこちらの施設は植木温泉センターと同様、公衆浴場と家族湯を備えていました。受けた湯の印象がそのままだったことから、湯に身を沈めた時は不思議な安堵感を覚えました。
こちらの施設、旅館平山が経営しているようです。
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植木温泉 ふろや湯湧（ゆわく）
熊本市北区植木町米塚（植木温泉センター跡）
単純温泉
47℃
シャンプー類なし ドライヤーあり
内湯
300円（毎月26日は200円）
家族湯：1000円/60分・1300円/60分
休：第2・4火曜日
9：00～22：00
2013/5/19