旅館の玄関の手前左手に銭湯のような入口があります。こちらが浴場の入口のようです。午後3時、営業時間始まりの時刻、すでに先客がいます。番台に150円を置いて靴を脱ぎます。
脱衣所には木製の棚と籠が並びます。長椅子も置かれています。やや暗い脱衣所を照らすのは透明のガラス越しにこぼれてくる浴場の灯りです。木製の引き戸を開けると浴場です。階段を数段降ります。浴場は半地下にあるようです。
2つに分かれた浴槽は手前の広いほうが温く、奥の狭いほうが適温です。それぞれにライオンの顔をした湯口があり、ほどよい湯温の湯と温い湯が供給されています。狭い浴槽の湯は広い浴槽に流れ込み、やがて洗い場へ流れ去っていきます。透明の湯に際立つ臭いはなく、肌にヌルツル感を残します。
壁に配された洗い場の蛇口は押し込むタイプ、昭和の風情が残っています。
源泉は旅館敷地内にあるようです。温い浴槽に身を沈め、しばらく目を閉じていました。後客はなく、先客らののんびりした話し声がいつまでも続いていました。
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山鹿温泉 旅館末廣 ※2014/9末閉鎖の情報あり
山鹿市山鹿1549
0968（44）2221
アルカリ性単純温泉
35.4℃
シャンプー類なし ドライヤーなし
内湯
150円
15：00～23：00
休：1/1
2013/5/19