菊池温泉旅館街から県道133号線を龍門方面へ数分進んでいくと、案内表示が見えてきます。急な坂を下ると右手に宿の入口、その先に駐車場が待っています。
宿の受付で入浴の旨を告げると、露天もあるとのこと。露天は受付が異なるらしい。湯の倉という貸切湯の中に露天があるそうで、そちらへ向かいました。
木立の中に建つ湯の倉は落ち着いた風情の造りです。男湯露天は「ほたるの湯」と書かれた表示、扉を開け進むと、木立の中に露天風呂が現れます。左手の建物が脱衣所で、籠や椅子などが置かれています。
掛かり湯は石造りの枡に貯められています。身体を洗う際にもこの湯を使うようです。岩で組まれた露天の周りには木々が植栽され、湯面には木の葉が浮かんでいます。東屋の奥にある湯口からは大量の湯が注がれ、淵から溢れ去ってゆきます。口に含むと鉱物味と弱い卵味がとろりとした感覚とともに広がります。透明の湯は優しい感触で、ヌルツル感が肌を包みます。
露天の木立を隔てながら、川の音が聞こえてきます。龍門ダムに源をもつ迫間川です。一人きりの贅沢な時間をいただきました。
周湯券(1000円で3箇所入浴可)を利用させていただきました。
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菊池温泉 清流荘
菊池市隈府1587
0968(24)2155 HP
アルカリ性単純温泉
48.7℃
シャンプー類あり ドライヤーあり
内湯 露天(湯の倉にあり)
@500円
家族湯(湯の倉):1300円/50分
10:00~21:00
2012/11/25