旅館の入口側に菊池温泉の由来を記した表示があります。菊池温泉の歴史は昭和30年にはじまる比較的新しい湯のようです。
玄関を入り少し大きい声で声をかけます。だんなさんらしき方に入浴の旨を伝えると、浴場入口まで案内していただきました。
さほど大きくはない旅館の規模に比例した脱衣所、そして浴場です。脱衣所には木製の棚が並び、ドライヤーが置かれています。浴場は4畳半ほどの広さで、扉の正面に緩やかなカーブを描く2層の浴槽、右手と左手には洗い場が並んでいます。
無色透明の湯がライオンの湯口から注がれています。湯口がある浴槽は熱く、広めのほうは適温です。口に含むと鉱物味とまろやかな玉子味が広がります。肌は一気にヌルツル感に包まれ、やわらかな感覚に身体が和らぎます。
歓楽温泉として名が知られた菊池温泉、湯は屈指のヌルスベ感を持っているようです。湯量は豊富、四季の色合いにも恵まれた環境、心身を癒すには最適の場所かもしれません。
周湯券(1000円で3箇所入浴可)を利用させていただきました。
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菊池温泉 湯元旅館
菊池市隈府1121
0968(25)2108 HP
アルカリ性単純温泉
47.6℃
内湯 貸切湯
シャンプー類あり ドライヤーあり
500円
貸切湯:1000円
11:00~21:00
2012/11/25