玄関を入ると右手に受付があります。310円を支払うと温泉に入れます。奥まったところに浴場はあります。脱衣所はそっけない木製の棚が並び洗面台なんかありません。旅館の温泉ですが共同浴場の雰囲気です。
先客二人、会釈をしながら浴場へ入ります。浴槽は３つ、湯口のある浴槽が向かって左側、大きい浴槽が中央、狭い浴槽が右手、という配置です。
湯は左側の浴槽から順次右側の浴槽へ流れていくようです。かかり湯をするため洗面器に湯をとります。嬉しい硫黄臭が鼻腔を喜ばせるではないですか！良いですね。中央の浴槽に入ります。白い湯の華が舞っています。大粒の泡付きも見られます。
湯口のある浴槽は熱くて浸かることは厳しいです。源泉がそのまま注がれているのかもしれません。中央の浴槽はこの季節にちょうど良い湯温です。中央の浴槽にも湯口があります。注がれているのは水道水ではありません。しかしその正体は分かりません。多分、温い第１源泉の湯が注がれているのだと勝手に解釈しました。
右側の浴槽はとても浅く、寝湯用なのかもしれません。溢れた湯は、この変わった浅い浴槽から洗い場の床へ流去っていきます。勿論掛け流しです。
洗い場はシャワー付が２箇所、吐水の蛇口のみが４箇所です。吐水の蛇口からは温度が調整された温泉が出てきます。
初めてお邪魔させていただいた旅館かどや、ヌルツル感を実感できます。本業は旅館、帰り際の玄関は泊り客らしい集団で賑やかでした。
□
かどや温泉 旅館かどや
山鹿市平山
硫化水素泉
第１泉源33℃
第２泉源46.7℃
飲泉可 硫黄臭 湯の華
ボディーシャンプー、ヘアーシャンプー、石鹸あり ドライヤーなし
310円
2005/5/14