雨の日曜日、平山温泉へ。
春日荘の前を通ると玄関が開いています。「こりゃ営業してるぞ!」玄関を入り「ごめんください!」。
老人夫婦が奥の部屋でTVを見ているようです。150円を渡し奥の浴場へ向かいます。
脱衣所は廊下の奥まったところにありますが、何も仕切りがありません。どうやら浴場はひとつ、混浴?男湯のみ?誰もいません。貸切です。
浴室は浴槽が3つ、洗い場は水のみが出る蛇口が3つです。洗濯機もあります。浴場の窓は全面ガラスで、向かいの道からは丸見えです。湯口からの湯は向かって左の浴槽に供給され、続いて中央の丸い浴槽へ流れ込み、壁の穴を経由して右側の四角の浴槽へ注がれます。
かかり湯の後浴槽へ、中央の丸い浴槽は体を沈めて湯を楽しむのに適した形状です。湯に身を沈めた瞬間、何か特徴的な印象を受けるわけではありません。しかし、徐々にヌルヌルを感じて行くことになります。飲んでみました。まろやかな硫黄の味わいです。微硫黄臭。
玄関先で履いたスリッパには寿楽園と書かれています。春日荘と寿楽園は関係があるのでしょう。浴場で気になったのは、作動しているポンプの音です。結構うるさいのです。私には嬉しい音に聞こえますが・・・
約1時間、貸切状態でした。とても幸せでした。この日の平山温泉は日曜日の雨の日ということもあってか、人と車が目立ちました。春日荘には無縁の賑やかさでした。
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春日荘 ※解体されました。
山鹿市平山
泉質不明
掛け流し 無色微臭硫黄味 アメニティーなし
150円
8:00~20:00 不定期営業
2005/3/27