人吉駅前を通り過ぎ、やがて左折してガードをくぐり狭い路地へ入り込むと、古い浴舎が目に留まります。昨年11月に訪れたときは閉鎖されていましたが、3月10日から再開されたとisさんのブログから情報を得て向かいました。
午後1時15分到着、2時まではしばらくありますが、入口付近で待つことにします。20分ほど過ぎた頃、おばあさんがやってきました。「はいりますか?」「はい!」「では中へどうぞ」、ということで、フライングで貸切となりました。1年4月ほど閉鎖していて、今回ボーリングをしていい湯を掘り当てたとのことです。
浴舎内は部分改装されています。脱衣所も真新しい床になっています。コンクリート打ちっぱなしの浴槽は年季が入っています。浴槽は2つに別れ、湯口側は深く、手前が浅くなっています。手前は寝湯用かもしれません。おたふくさんをデザインしたような湯口からはやや熱めの湯、加水するほどではありませんが、加水用のホースがあります。湯口の湯をすくってみます。弱い金味がします。茶色の細かい湯の華が泳ぎます。特徴的な臭いは感じません。無色のようです。ただ、湯が流れて去っていく場所は褐色に変化していることから、完全な無色ではないのかもしれません。弱い泡付きもあります。
2時前には後客が一人、フライングですね。女湯の方にもフライングの方が一人・・・温泉好きには営業開始時間が待ち遠しい・・・気持、わかります。
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鶴亀温泉
人吉市瓦屋町戸亀1120-6
ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
53.9℃ 160㍑/分 掛け流し
内湯
200円(小学生100円)
14:00~21:00
定休日15日・28日
2006/3/25