湯の鶴温泉街の中央付近に位置し、川の対岸に張り付くように佇んでいるのが喜久屋旅館です。専用の橋を渡ると喜久屋旅館の玄関、無料の足湯もありました。受付で200円を渡し廊下を進むと、浴場の案内が目に留まります。
殿湯と表示された引き戸を開けると、3畳間ほどの脱衣所が出迎えてくれます。浴場への扉を開くと、全面窓がないのに薄暗い浴場に少し驚きます。外は高い崖が迫っていて、生い茂る草木で暗いのでしょう。
掛り湯です。熱いですね。湯口の湯をすくってみます。硫黄の臭いは・・・微かに感じ取れる程度です。浴槽の底には30センチほどの石がごろごろしています。浴槽内を移動するときには注意が必要です。浴槽の縁には檜?が施されています。足をかけると滑るのでこれも注意が必要です。湯上り、それほど体はぬくもっていません。熱くて、あまり湯に浸かっていなかったせいでしょう。しかし、肌は滑らかさが増しているようです。
浴場には洗い場がありません。鏡が2枚あるのみです。浴槽の周りで体を洗うことになります。
□
湯の鶴温泉 喜久屋旅館
水俣市湯出
単純硫化水素泉 無色 掛け流し 石鹸類なし
200円(子供100円)
8:00~20:00
2005/5/2