コンテナハウスやタンクなどが並ぶ間に受付がある。案内の男性の指示に従い空いている部屋の中から浴室を選択する。自販機で1000円分のチケットを購入し、不足する端数の100円玉を側に置かれた缶に入れる。選択した浴室の札を渡される。
コンクリートの壁に屋根を葺いた浴室がずらりと並ぶ。「さつき駅」の札を渡される。札は入口に下げる。
中に入ると脱衣所が現れる。以外にもしゃれた洗面台が用意されている。長椅子には脱衣籠が置かれている。脱衣所は浴室とビニールで仕切られている。
浴場は半分が屋根に守られている。浴槽は屋根の下に位置する。浴槽には茶色系の平石が貼られている。淵には木があしらわれている。ライオンの顔が湯口を支配する。浴槽の隅にあるコックで湯量と加水の量を自由に調整することが可能だ。
湯は笹濁りで、湯口の湯を口に含むとほんのり塩味を感じ取れる。臭いはほとんどなくぬるっとした感触が肌に伝わる。温泉の存在感をしっかり感じ取れる。
浴槽の隣には洗い場がある。壁にではなく独立型だ。珍しいデザインだ。供給される湯は源泉のようだ。
利用できる時間は50分だ。春の風が入り込む心地よいこの季節にはもう少しゆっくり時間をもらいたい。
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家族湯 きしゃぽっぽ
合志市野々島5635-1
096（242）5515 HP
弱放射能‐ナトリウム‐塩化物泉
57.9℃
シャンプー類なし ドライヤーあり
半露天
貸切湯10室
3名1100円/50分
9：00～26：00
2016/4/9