入口はまさに公衆浴場の顔、中に入ると左手に無人の番台があり透明アクリルボックスに料金を入れます。脱衣所は8畳間ほどが確保され、10円ロッカー木製棚などが並びます。床は板張りで虚飾を廃した造りです。
浴場はコンクリートの太い梁と柱が姿を見せ、鉄筋コンクリート造りの1階にいることを体感させます。壁に沿う半円形の浴槽には勢いよく湯が注がれて続けています。湯口はなんとも簡素なパイプです。浴槽に満たされている湯は微かに濁っているように見てとれます。手にすくうとヒノキ臭が鼻腔に届き、口に含むと鉱物味が広がります。
湯面を見る限り浴槽は単槽に見えますが、近づくと2つに分かれていることに気付きます。湯口側が広く、淵に溝が刻まれた手前側が狭い造りです。湯温は湯口側がほんの少し高い印象です。洗い場は壁と窓際にあり、混合栓が用意されています。
無人の番台には、見慣れた顔がじっと座っています。熊本のゆるきゃら、くまもんです。今にも動き出しそうな表情です。
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あさひ温泉 松屋温泉ビジネスホテル
人吉市下青井町62-4
0966（22）5588 HP
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
52.9℃
シャンプー類あり ドライヤーあり
内湯
300円
家族湯1200円/60分
6：00～8：30
13：00～22：30
2013/10/12