数年前に新しい施設に生まれ変りました。弥生3月の日曜日、温泉街は静かな佇まいで、細い通りには空き地も見られます。
本湯はセンター1階にある公衆浴場で、旧施設の入口と同じように、建物の横から入ります。
青と赤の暖簾の間に受付があり、こちらで料金200円を支払うのです。「シャンプーなどはありませんが、よろしいですか?」受付の方は気配りの声をかけてくれました。
脱衣所にはコインロッカーが並びます。100円バック式です。もちろん、棚と籠も用意されています。では浴場へ。
浴室内は湯気が立ち込め、湿気が充満しています。高い位置に窓があり、勝手に開けることはできないようです。
最初に目に止まったのはかかり湯用の枡。壁には洗い場が並びます。浴槽は2つに分かれています。かかり湯の湯口と反対側に設けられた湯口から浴槽に湯が注がれます。
ややカルキ臭を感じます。無色透明の湯は旧施設の記憶に残る弱い玉子臭はなく、さらりとした感触だけが肌を濡らします。それでもかけ流し、湯量豊富な日奈久ならではの湯使いです。
暖簾を出て温泉神社側へ抜けると、「壱号泉」と縦に書かれたモニュメントがあります。傍らには日奈久温泉の由来が掲げられています。
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日奈久温泉センター 本湯
八代市日奈久中町316
0965(38)0617 HP
単純温泉
34.5℃~46℃ 混合泉(1号泉~4号泉)
シャンプー類なし ドライヤーあり
内湯
200円
10:00~22:00
休:第3火曜日
2013/3/17