人吉の市内から西方に位置し、ところどころに田んぼも見える場所にあります。本業は旅館のようです。
まず目に飛び込むのは、なまこ壁と純日本風の建物です。旅館の玄関にはしらさぎ荘という木製の札が、右手には温泉受付の札が掲げられています。
温泉受付には料金箱があり、ここに200円を入れるようです。誰もいません。たまたま入浴のご婦人と出会い、「温泉はどちらですか?」と訊ねると、こちらですよと快答をいただきました。浴舎は敷地内の別棟にありました。浴舎も落ち着いた日本風の建物です。脱衣所には木製の棚、椅子などがあり、こちらも落ち着いた雰囲気です。
浴湯には、洗い場が3箇所、木製の腰掛が数脚あり、壁には木が使用されています。掛り湯です。程よい湯温ですね。薄い黄金色の湯です。湯口の湯をすくうと鉱物臭、口に含むととろみのある味がします。いいですねぇ~。肌には極めて細かい泡が付きます。うかうかしていたら気づかないほど小さな泡です。ぬめりを程よく感じました。浴槽は窓の広さと同じ長さ(6mほど)で奥行きは2m程度でしょうか。驚いたのはその深さです。浴槽には階段が沈めてあり、用心してこちらを降りることになります。
「滑りやすいので注意」といった旨の貼り紙があったような気がします。そのとうり、浴槽の縁などは特に滑りやすいので注意が必要です。
窓からは庭が眺められます。荒れていたのは残念でした。
□
しらさぎの湯
人吉市下林町九の木2819
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性低張性温泉)
41.5℃
石鹸類なし 掛け流し
200円
8:00~23:00
2005/11/3