国道3号が山鹿市内に差し掛かるあたり、ちょうど南関からやってくる国道443号との西上町交差点の南西に位置する家族湯です。
受付棟で温泉をお願いすると、1000円の湯と800円の湯のどちらにするか問われます。
一瞬迷った後、1000円を選びました。13号室を案内されました。
扉を開け中に入ると、長い時間の経過を強く感じさせる内部の状況に足が止まりました。
6畳ほどの畳の部屋に小さなテーブル、これまた年月を刻んだTV、タイマー式のエアコンが揃っています。半畳ほどのスペースにトイレも備えられています。
一段下がった右手には4畳半の部屋、その先に浴室があります。浴室への入口は小さな扉です。
部屋の壁には施設の概要が記されたチラシが貼られています。浴場にしてはTVやテーブルまで備えられた部屋、長時間過ごすことも可能なようにとの配慮かと・・・。
浴室は3畳ほどの広さ。家庭の浴室と同じほどのスケールです。浴槽も同様です。
湯口は水道管のようなパイプで、常に湯が供給されています。
僅かに玉子臭を感じ取れる程度で、素直な印象です。湯温の調整をする場合は、シャワーと吐水の蛇口につながれたホースから水を加えることになります。この水、水道水ではないようです。口に含むと玉子味が広がります。
シャンプー類はなく、準備が必要です。ドライヤーもありません。
山鹿温泉には、長い時間を刻んだ家族湯がいくつかあるようです。古さを否定することはできませんが、やさしい肌触りの湯は健在です。
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山鹿温泉 新町温泉
0968-44-6040
山鹿市新町405
アルカリ性単純温泉
34.5℃ シャンプー類なし
内湯 家族湯のみ
1000円/60分
800円/50分
延長可
10:00~22:00
2010/9/23