はげの湯温泉を初めて訪れたのは14年ほど前、「ゴーグル」というバイク雑誌に紹介されていた松屋旅館に宿泊したことを記憶しています。はげの湯温泉共同浴場は、松屋旅館のすぐ隣に所在していたことをうっすら覚えています。
はげの湯温泉へはそれから数回訪れていましたので、はげの湯温泉共同浴場はすぐに見つけました。飾りのない、そっけない建物ながら、新しい施設に生まれ変わっています。立て替えられたという情報はidebinさんのホームページで知っていました。
男湯のドアの前に立つと、料金箱に目が留まりました。料金300円です。共同浴場にしてはちょっと高いかな?。山川温泉のほたるの里温泉と同額です。ドアを開け中へ入ります、誰もいない、貸切です。しかし暗い!脱衣所と浴室は同じ空間です。洗い場はなく、鏡が一枚あるのみです。トイレが備わります。
脱衣棚は9つ、脱いだ服を置こうとすると棚が湿気で濡れています。タオルを広げ服を置きました。浴槽はカーブを描く変わった形です。入れるのは大人3人が限界ですね。湯口の湯はひどく熱く、一旦、丸い小さい浴槽(小さくて人は入れません。)にゴボゴボと間欠泉のように注がれ、底のパイプから広い浴槽のほうへ供給されています。
水道の蛇口にはホースがついていて、温度調整は可能です。この季節なら調整の必要はないですね。湯をすくって洗面器をしばらく眺めていると、底に鉱物らしきものが沈殿します。火山性温泉の特徴でしょうか。肌には硬めの泉質です。
浴室内には窓はありません。暗いというイメージは、窓がないためですね。久しぶりの松屋旅館は、移転していました。建物は残っていて、「こうもり館」という名前に変わっていました。
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はげの湯共同浴場
阿蘇郡小国町西里
泉質不明(わずかに白濁)
シャンプー石鹸なし 飲用不可
300円
2003/12/22