受付の側から階段を下ると内湯棟だ。渡された札を扉にかけ、扉の横に設けられた料金箱に800円を投入する。このとき、浴槽の底の栓を必ず確認する。
暗い脱衣所には長椅子と洗面台、扇風機が備わる。3畳ほどの空間だ。扉を開けると3畳ほどの浴室だ。窓は開け放たれ、左手には涌蓋山を望む。緑あふれる自然の風景が窓いっぱいに現れる。浴槽には湯口から勢いよく湯が注がれる。やがて湯が満ちると湯量は減る。熱くて加水する。
湯は薄青色を加えたような白濁、浴槽の底も踏み込みの段も見えない。湯をすくってみる。臭いは全く感じ取れない。口に含む。弱い苦味を感じる。見た目の印象（酸性泉？）とは異なるアルカリ性で、肌にカサツキはない。優しい感触だ。
源泉温度は96.5℃ながら供給される湯は激熱ではない。何らかの方法で適温近くまで湯温を下げているのだろう。
洗い場には混合栓が設置されている。湯印のみを開けてみる。白濁した湯が洗面器を満たす。どうやら洗い場にも温泉が導かれているようだ。配管の詰まりを心配するが杞憂なのかもしれない。
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岳の湯温泉 豊礼の湯 家族湯
阿蘇郡小国町大字西里2917番地
0967（46）5525 HP
ナトリウム-塩化物泉
96.5℃
石鹸のみ備え付け シャンプーとドライヤー無料貸し出し
内湯6室 800円/60分
露天6室 1200円/60分
檜露天5室 1500円/60分
大浴場 500円
24時間営業 素泊まり可
駐車場：あり
2019/7/6