3年ほど前に開設された宿泊施設で、善屋に隣接し建っています。立ち寄り湯は8時から受付、宿湯にしては貴重な早朝系です。
玄関を入り立ち寄り湯客用の靴箱に靴をしまい、鍵と料金を受付に渡します。赤いリストバンドを渡されます。回廊式のロビーを歩くと右手に浴場入口の暖簾が揺れています。
脱衣所には鍵付きの木製棚が並びます。浴場に入ると掛かり湯が用意されています。右手には隣との仕切りが設けられた洗い場が並び、左手には入口側が縛られた変形の浴槽が配置されています。
満たされた湯はほぼ透明、湯口の湯をすくうとほんのり硫黄臭が鼻腔に届きます。肌はヌルスベ、平山エリアの湯らしい上質の浴感が伝わってきます。
窓からは植栽された坪庭が見え、その先に寝湯、ミストサウナなどが用意された別の浴舎が建っています。
扉を開けると楕円形の小さな浴槽、水風呂ですがそれほど冷たくありません。蛇口から注がれる水を手にとり嗅いでみると硫黄の香りがします。単なる水ではないようです。同じ場所には歩行浴槽、寝湯も備えられます。
溢れる主浴槽の湯は淵を越え、流れ去って行きます。肌が喜ぶ平山の湯は新しい施設でも生きていました。
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平山温泉 湯山別荘たいち
山鹿市平山516-1
0968(44)1202 HP
アルカリ性単純温泉
48.3℃
シャンプー類あり ドライヤーあり
内湯 歩行湯 水風呂 ミストサウナ
500円
8:00~23:00
2013/11/10