黒川温泉 山河旅館

黒川温泉街を縫うように走る旧小国街道。
温泉街の西の端、その街道から少し下がったあたりにある宿です。


駐車場に車を止めて少し下ります。日本秘湯を守る会と記されたちょうちんが下がっています。こちらの建屋に受付があるようです。木立の中にあり、黒を基調とした建物が落ち着いた趣を漂わせています。


立ち寄り湯をお願いすると、内湯と混浴露天に入ることができるとのこと。それでは、両方に入らせていただきます。まずは、内湯薬師の湯。さほど広くない脱衣所です。棚と洗面台があります。あかりをともしても薄暗い浴室内です。岩で組まれた浴槽がひとつ。洗い場は2箇所。湯を飲むことができます。金気味がします。


一旦服を着て「もやいの湯」と名づけられた混浴露天へ。脱衣所は腰の高さまで板囲いが設けられ、腰から上は仕切るものはありません。岩で組まれた露天には打たせ湯が設けられています。新緑が陽光に輝きゆっくりとした心もちになれます。潮濁りの湯は気に止まるような臭いはなく適温です。


女性専用の露天風呂も用意されています。混浴露天風呂はもっぱら男性用露天風呂として利用されているのかもしれません。


黒川温泉 山河旅館
阿蘇郡南小国町大字満願寺6961-1
0967(44)0906 HP
単純硫黄泉(内湯)
49.3℃(内湯)
内湯、露天
シャンプー類あり、ドライヤーあり
500円
8:30~21:00
2011/5/5