小国町から瀬の本高原へ延びるR442を東へ進むと、有名な黒川温泉があります。が、これを通り過ぎ更に5分ほど瀬の本方面へ進むと、すずめ地獄などの案内と一緒に耕きちの湯の案内板が目に入ります。
到着したのは午前8時少し前、「入れますか?」の問いに出てきたおばさん、「どうぞ」。内湯へ案内していただきます。
「熱いので加水しましょう。」ということで、源泉を止め窓側の浴槽にホースで水が加えられます。なるほど熱い。でも加水しては温泉効果が低下するのでは・・・などど自己判断し、時たま源泉も供給します。
浴槽は2つ、どちらも同じ湯温でコンクリート製のようです。
驚いたのは、浴槽の周はタイルやコンクリートではなく板が敷き詰められていたこと。洗い場のところだけがコンクリートになっています。浴場の天井は高く想像していたより空間がかなり贅沢に使われています。
湯はブルーを帯びた乳白色、底は見えません。心地よい硫黄臭はややツンと来る刺激があり、にんまりです。
浴舎にはお金がかけられているようです。室内灯などレトロなイメージも取り入れられています。脱衣所は浴場の空間と同じ場所にあります。この日は3連休の最終日ながら、朝1番だったようで最後まで貸切でした。約1時間、ゆっくりさせていただきました。
□
黒川温泉 耕きちの湯 ※2018年5月で休止の情報あり
阿蘇郡南小国町東満願寺6363-1
0967(44)0840
アルカリ性単純硫黄泉
89℃ 乳白色硫黄臭 シャンプー類なし
400円(子供200円)
9:00~17:00
家族湯1400円~
食事可
2005/10/10