熊本市営の路面電車に揺られて、2系統路線の南の終点田崎橋までやってきました。歩道橋を渡り、鹿児島本線を越える陸橋を進み、信号機を左折します。右手に自動車学校を眺めつつ歩くと、八島という名前のバス停と出会います。さらに少し歩いて、点滅信号を右折するとこちらに到着します。
建物の中には自転車などをかなり駐車できるスペースがあります。男湯の扉を開けると左手に番台があり、おばさんが座っています。330円を支払うと、昭和30年代の脱衣所が暖かく迎えてくれました。透明のガラス戸の向こうには浴場。茶色のタイルを施した浴槽は2つに仕切られ、手前は普通の深さ、奥は深めです。湯は茶褐色に濁っています。色を除き、これといった特徴のない湯です。蛇口は昔ながらの押し込む方式です。味わいがあります。
浴槽の湯口は年代ものの蛇口です。湯温はこの蛇口で調整するようです。この日、手前は適温、奥が熱めに調整されていました。八島は古い町のようで、地元の方々に利用されているようです。先客と後客があり、賑やかでした。
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八島温泉 (銭湯)
熊本市西区八島2-10-36
冷鉱泉(泉質不明)
掛け流し シャンプー類なし
330円
14:00~22:00
月曜日休み
2008/2/17