鶯温泉(うぐいすおんせん)

スナックや飲食店の看板が通りを飾るが、午前8時に人影は稀だ。通りから狭い入口を抜けると昭和のモダンな飲み屋に似た構えの建物が迎える。駐車場が用意されている。




入口の扉を開けると左手に受付がある。ブルーのシートがかけられ人はいない。営業時間を過ぎているのでしばらく待つ。8時30分頃、白髪でしなやかな老女が現れた。300円を渡すと50円のお釣りをもらった。公式には300円だが250円で営業しているようだ。



脱衣所は暗い。浴室はさらに暗い。灯りのスイッチを探すがない。諦める。脱衣所も浴室も予想を超えて広い。浴槽は複雑な形状で表現が難しい。向かって左側の浴槽が一般的な浴槽で、湯口から湯が注ぐ。中央の槽は浅い。寝湯だろう。主にはこれらの浴槽に身を沈めることになろう。
湯の色を正確に確認することはできない。暗いからだ。湯口の湯を口に含む。トロトロとした印象と鉱物味を感じた。個性を持った湯だ。湯は適温だが汗が止まらない。冬には心地よいかもしれない。




洗い場の吐水蛇口からは水のみが出る。シャワーを温にすると温泉が出てくる。

施設は古く痛みは進んでいる。いつまで存続するのか心配になった。入浴できたことを幸運に感じた。


鶯温泉(うぐいすおんせん)
人吉市紺屋町53
0966(22)5320
炭酸水素塩泉・塩化物泉
泉温不明
シャンプー類あなし ドライヤーあり(有料)
内湯
300円(250円)
奇数日のみ営業 8:00~12:00
2017/8/11